Flagship · 2026年11月7日発売 English →

SOUND TIGERSuperior《スペリオール》

技術で選んで、耳で整えた。

Superiorは、アーティストをリスペクトするためのアンプです。

録音に入っている音を、余すことなく味わってください。

信号の通り道からできるだけ余計なものを取り除き、電源には惜しみなく部品を使う。そうして、再生機とイヤホンが本来持っている魅力を、そのまま大きく、芯のある音で鳴らす。そのためだけに作りました。

試聴された方から「柔らかいのに力強い」「明瞭なのに刺さらない」という感想をいただきました。目指していたのは、まさにこの音です。

SOUND TIGER Superior 正面パネル
仕様
入力
4.4mm 5極バランス
出力
4.4mm 5極シングルエンド
増幅率
2倍(LO GAINで1倍)
周波数特性
5Hz〜4.7MHz(−3dB)
歪み率
0.0034%以下(30kHz LPF、測定限界)
最大出力
1.6W+1.6W @33Ω(THD+N 1%)
出力インピーダンス
1Ω
電源
USB-C(USB-PD専用)/12V外部電源入力(別売の外部クリーン電源用ケーブル)/内蔵電池
電池
単3形ニッケル水素 ×6(富士通白電池 HR-3UTC を6本付属)
電池持続時間
約7時間(白電池 HR-3UTC)/約9.5時間(黒電池 HR-3UTHC)
ボリューム
なし(音量は再生機側で調整)
使用温度範囲
5℃〜35℃
筐体
アルミ、アルマイト仕上げ
サイズ・重量
158×81×28mm/460g(白電池 HR-3UTC 搭載時)

入力はバランス、出力はシングルエンド

Superiorの入力はバランス伝送です。2本の線で逆向きの信号を送り、途中で乗ったノイズを打ち消す。業務用機器の標準でもある、信号を「運ぶ」ための確かな方式です。HotとColdの経路は、内部のどこにも直接触れる箇所がありません。

一方で出力は、あえてシングルエンドにしました。

バランス駆動では、HotとColdの2つの信号がイヤホンのドライバを挟んで向かい合い、互いに干渉します。高解像度・ハイパワーを突き詰めるほど、2つのアンプ回路がわずかに「ハモる」。理論としては知られていたことですが、開発途中でこのハモりを自分の耳で確かめました。

バランス伝送とバランス駆動は、名前が似ていても別のものです。信号を運ぶときと、イヤホンを鳴らすときでは、起きている現象が違う。その違いをそのまま設計に反映したのが、SuperiorのBAL-SEです。

バランス→シングルエンド変換回路(Lチャンネル)
バランス入力の+と−を合成し、シングルエンドで出力する構成(Lチャンネル)

「鳴らしきる」ための中身

1.6W+1.6Wを余裕をもって出力できるよう、15W級のDC-DCコンバーターと、左右独立のLDOを搭載しました。ポータブル機としては余裕のある電源設計です。

  • 低ノイズ高音質オペアンプ
  • PLMCAP 10µF+C0G 220nF 両電源パスコン
  • 自社設計 15W級 DC-DCコンバーター
  • L/Rチャンネル別LDO
  • ポップノイズ防止ミュートリレー

SOUND TIGERシリーズがボリュームを搭載しない理由

SOUND TIGERのアンプには、ボリュームがありません。音量は再生機側で調整します。不便に思われることもありますが、これは音のための選択です。

ボリュームは、最もよく使う位置で最も音を変える

ボリュームを回すと、信号源から見たアンプの「重さ」が変わります。ボリュームの位置によって、後段の入力にある微小な容量との間で高域フィルタが形成され、その特性が音量ごとに変わるのです。

しかも影響が最も大きいのは、絞り切りでも全開でもなく中間位置。IEMで日常的に使う、まさにその音量です。

ステップ式アッテネータ、トランス、デジタルボリューム。それぞれに対処法はありますが、どれも別の代償を払います。

いまのDAPなら、音量を絞ってもビットは落ちない

かつてデジタルボリュームが敬遠されたのは、音源と同じビット幅のまま数値を縮めるため、小さい音ほど下位ビットが削られ、解像度が失われたからです。

現在の主要なDACチップ(ESS、AKM、Cirrus Logicなど)は、音量調整をチップ内部で、音源より十分に広いビット幅で行います。なので音源の情報はそのまま保たれます。

再生機の音量を「そのまま信じて良い」時代になった。だからSOUND TIGERは、アンプ側から可変抵抗を取り除き、信号をまっすぐ通すことを選びました。

音量を変えても音は変わらない。Superiorが「元の音をそのまま大きくする」と感じていただけるとしたら、理由のひとつはここにあります。

ご試聴いただいた方の声

発売前にSuperiorをお聴きいただいた方から、次のような評価をいただきました。

  • 柔らかく自然なのに、芯がある滑らかで刺激を抑えた音でありながら、一つひとつの音の存在感はしっかり伝わってくる。「柔らかいアンプ」の一言では収まらない、と。
  • 元の音を塗り替えず、魅力を引き出す特定の帯域を強調して派手に聴かせるのではなく、再生機とイヤホンが本来持っている良さを、そのまま自然に大きくしてくれる。
  • ボーカルが一段と明瞭に全体は柔らかい傾向なのに、声の輪郭と存在感はむしろはっきりする。しかも不自然に鋭くならない。
  • 歯擦音が刺さらない「サ行」の刺激だけが柔らかくなり、声の抜けや高域の情報量は損なわれない。高域を暗くしてごまかす変化ではなかった、と特に高く評価いただきました。

一言でまとめると「柔らかいのに力強く、明瞭なのに刺激的ではない」。目指した音は、まさにこれです。

レビュー全文はこちら(Golemさん / note)

電源と充電

  • USB-PDを挿している間はUSB電源で動作します(電池は消耗しません)。充電しながらの使用も可能です。
  • 電池は単3形ニッケル水素電池6本。富士通の白電池(HR-3UTC)6本が付属します。黒電池(HR-3UTHC)にすると持続時間が長くなります。
  • 充電は本体内蔵。満充電の検出と、電池を傷めにくい充電制御を行います。

保護機能

  • DC保護:出力にDCオフセットが出た場合はミュートし、復帰しない場合は要修理を表示します。
  • 過熱警告:上にプレイヤーを重ねて置いて高温になった場合に知らせます。
  • 電池異常の検出:電池なし・セル故障・断線を検出します。
Colours

カラーバリエーション

ご注文の際に、ボディの色をお選びいただけます。

SOUND TIGER Superior カラーバリエーション(左:グレーブラウンレザー、右:フォージドカーボングロス)
グレーブラウンレザーGrey-brown leather
フォージドカーボングロスForged carbon look
Options

オプション

ご注文フォームから、本体と一緒にお申し込みいただけます。ICケーブルは本体とのセット販売です(当社製品をお持ちの方は「あとからバンドルセット」としてご購入いただけます)。

NUCLEON IC Q-”NDT”(4.4mm)

NUCLEON IC Q-”NDT”(4.4mm)

Coming soon

Superior の音を最も素直に引き出す IC ケーブルとして、リリース予定です。WAGNUS.さま謹製。

外部クリーン電源用ケーブル(Superior専用)

外部クリーン電源用ケーブル(Superior専用)

¥6,600税込(税抜 ¥6,000)

Superior 専用品です。他の製品での使用は禁止です。

12Vの外部電源(DCプラグ 5.5mm/2.1mm)から Superior に給電・充電するためのケーブルです。入力側は 5.5mm/2.1mm のDCジャックです。
※iFi 製品との組み合わせで電源が入りにくい症状があり、現在検証中です。

富士通黒電池(単3)6本セット

富士通黒電池(単3)6本セット

¥1,870税込(税抜 ¥1,700)

Superior には富士通白電池(HR-3UTC)6本が付属しています。

黒電池(HR-3UTHC)に替えると、電池持続時間が約7時間から約9.5時間に延びます。

SE-IC HQ-Conv(3.5mm→4.4mm)

SE-IC HQ-Conv(3.5mm→4.4mm)

¥16,500税込(税抜 ¥15,000)

3.5mm出力のDAPをSOUND TIGERシリーズに接続する高品位ICケーブルです。アサインはSE-Attachの入力側と同じです。プラグは両側とも銅+金メッキ、線材は銀メッキ5N OCCをシールドしたものです。

BAL-IC Relic(2.5mm→4.4mm)

BAL-IC Relic(2.5mm→4.4mm)

¥22,000税込(税抜 ¥20,000)

2.5mmバランス出力のDAPをSOUND TIGERシリーズに接続する高品位ICケーブルです。入力側の2.5mmプラグはNIDEON製の高級プラグ、4.4mm側は銅+金メッキのプラグです。線材は銀メッキ5N OCCをシールドしたものです。

SE-Attach Basic set

SE-Attach Basic set

¥13,200税込(税抜 ¥12,000)

SOUND TIGERシリーズを3.5mmシングルエンドで使うためのケーブルです。写真の2本で1組です。

User Guide

取扱説明

ご購入後にお読みください。

Batteries

電池の挿入・交換

単3形ニッケル水素電池6本(付属の富士通白電池)を、本体の中の基板に取り付けます。交換する電池も、富士通・パナソニック(eneloop)・IKEA(LADDA)など、品質の確かなメーカーのものに限ってお使いください。通販サイトなどで売られている無名の格安品は使わないでください。

作業の前に電源をOFFにし、USBケーブルを抜いてください。

  1. ビスを外してリアFPを外す

    付属のドライバーで4本のビスを外し、リアフェイスプレート(リアFP、USB-C端子のある面)を外します。

  2. 基板を取り出す

    基板の端を持って、ゆっくり引き出します。基板の部品には触れないでください。

  3. 電池を入れる

    基板の表示どおりの向きで、電池を6本入れます。

  4. 元に戻す

    基板を奥まで差し込んでリアFPを取り付け、付属のドライバーでビスをしっかり締めてください。

静電気にご注意ください

基板がむき出しの間は、静電気で部品が壊れることがあります。

  • 作業の前に、金属製の水道の蛇口に素手で触れて、体の静電気を逃がしてください。
  • 続けて本体のアルミケースに触れてから、作業を始めてください。
  • 基板の部品や端子には触れないでください。
  • 空気が乾燥した日は特にご注意ください。セーターやフリースなど静電気が起きやすい服での作業や、カーペットの上での作業は避けてください。

取り出した基板を金属の上に置かないでください

基板が金属に触れるとショートし、故障や発熱の原因になります。木の机や紙の上など、金属以外の場所に置いてください。

電池の向きを絶対に間違えないでください

+と−を逆に入れると、故障や発熱、事故の原因になります。入れたあと、6本すべての向きを表示と見比べて確認してください。

緩める最初と締める最後は、ドライバーを持つ手をビス方向に押しながら回してください

押す力が弱いまま回すと、ネジの穴がつぶれて外せなくなります。

六角レンチの使用にはご注意ください

付属のドライバーはベッセル製の精密ドライバーです。ネジを傷めない力で締められるよう、あえて細いものを付属しています。一般的な六角レンチは力が掛かりやすく、締めすぎてネジや本体を傷めるおそれがあります。

Basic use

基本的な使い方

本機にボリュームはありません。音量はプレーヤー側で調整します。

プレーヤーとの接続は、ヘッドホン出力(フォンアウト)が基本です。音量を調整できるラインアウト(可変ラインアウト)があれば、なお良好です。音量を調整できない固定ラインアウトは最大音量で出力され、耳やイヤホン・ヘッドホンを傷める原因になるため、使わないでください。

  1. つなぐ

    プレーヤーの4.4mmバランス出力(フォンアウト、または可変ラインアウト)と本機の「IN」をICケーブル(インターコネクトケーブル)でつなぎ、イヤホン・ヘッドホンを「OUT」に挿します。

  2. プレーヤーの音量を下げる

    電源を入れる前に、プレーヤーの音量を十分に下げておきます。

  3. 電源を入れる

    電源スイッチをONにすると白ランプが点灯し、約1〜2秒後に音が出る状態になります。

  4. 音量を合わせる

    再生しながら、プレーヤー側で少しずつ音量を上げてください。

ゲインスイッチ(LO GAIN)

  • 通常は2倍、LO GAINで1倍の増幅になります。
  • 感度の高いイヤホンはLO GAIN、その他は通常(2倍)を目安に選んでください。

出力について

  • 「OUT」は4.4mm 5極のシングルエンド出力です。4.4mmプラグのイヤホン・ヘッドホンをそのままお使いいただけます。

電源を切るとき

  • 再生中に電源を切ると小さなクリック音がしますが、故障ではありません。
Charging

充電について

充電と給電は、背面のUSB-C端子から行います。USBケーブルをつないでいる間は、電池を使わずにUSBの電源で動作します。

USB-C ⇔ USB-C のケーブルでつないでください

充電器側も Superior 側も USB-C 端子です。USB-A(長方形の端子)の充電器やケーブルでは、動作も充電もしません。

両端がUSB-CのケーブルとUSB PD充電器
両端が USB-C のケーブル(C–C)を使います
USB PD充電器とSuperiorをC–Cケーブルでつなぎ、OKランプが緑に点灯したところ
正しくつながると、背面のOKランプ(緑)が点灯します(前面の CHG ランプ(青)とは別です)
外部クリーン電源用ケーブルで12V ACアダプターにつないだところ
12V外部電源別売の外部クリーン電源用ケーブルで、12VのACアダプター(DCプラグ 5.5mm/2.1mm)から給電・充電できます。
※iFi 製品との組み合わせで電源が入りにくい症状があり、現在検証中です。

使える電源

  • USB PD対応の充電器・モバイルバッテリー(出力20W以上が目安。12Vまたは9Vで給電します)
  • 12V ACアダプター+外部クリーン電源用ケーブル(別売)

使えない電源

  • USB PDに対応しない5Vだけの充電器(USB-Aポートの充電器など)では、動作も充電もしません。

ケーブル

  • 細く安価なケーブルでは、充電できないことがあります。

OKランプ(緑)

  • 背面のUSB-C端子の横にあり、正しい電圧が届いていると点灯します。電源が届いているかだけを示すランプで、充電の状態は前面の CHG ランプ(青)で示します。
  • 点かないときは、充電器がUSB PDに対応しているか、ケーブルを確認してください。

充電のしかた

  • 電源ONで再生しながらでも、電源OFFでも充電できます。
  • 再生しながらの充電は補助的なもので、時間がかかります。夏場は本体が温まるため、充電が進まないことがあります。
  • 満充電のあとは、約45分使うか、白ランプが瞬き始めるまで充電を再開しません。

電池を長持ちさせるために

  • 数回に1回は、2時間以上使ってから、再生せずに充電してください。
  • 月に1回程度は、赤ランプが出るまで使い切ってから、室温で満充電してください。
  • 暖房やヒーターの温風が直接当たる場所や、暑い部屋での充電は避けてください。
  • 電池は同じ銘柄・同じロットのものを6本そろえ、同時に使い始めてください。

ご注意

  • 充電中に電池を取り外さないでください。
  • 赤ランプが出たら早めに充電してください。
  • 長期間使わないときは、電池を取り出してください。
Lamp guide

ランプの見かた

本体のランプは2つです。表示の意味は次のとおりです。

白/赤
青

白と赤は同じランプです。
赤が光っている間、白は消えます。

電池の残量白ランプ

電源ONのときの表示です。残量の目安は、電池の状態や温度で±10%程度前後します。

点灯

残量 100%〜約50%

ゆっくり瞬く3.1秒ごと

残量 約50%〜10%

速く瞬く1秒ごと

残量 約10%以下

残りは約30分〜1時間です。

赤が点灯

電池切れ

赤表示が出たら充電してください。長期間使わないときは電池を取り出してください。

再生は止まります。赤は最長6時間で消えます。

電源ONでの充電中の残量白ランプ+青ランプ

電源ONでUSBケーブルを挿している間の表示です。白ランプが残量を、青ランプが充電の状態を示します。

白が速く瞬く・青が点灯1秒ごと

残量 約10%以下

充電中です。

白がゆっくり瞬く・青が点灯3.1秒ごと

残量 約50%〜10%

充電中です。

白が点灯・青が点灯

残量 約50%以上

充電中です。

白が点灯・青がゆっくり明滅1.9秒ごと

仕上げの充電中

残量が約90%を超えてセルバランスを整えるフェーズに入っています。お急ぎの時はここで持ち出しても構いません。

白が点灯・青が消灯

充電完了

満充電のあとは、約45分使うか、白ランプが瞬き始めるまで充電を再開できません。電池のコンディションのためです。

電源OFFで充電中の残量白ランプが暗く光ります

電源OFFでUSB充電中は、白ランプが暗く光り、電源ONのときと同じ瞬き方で残量を示します。青ランプは充電の状態を示します。

白が暗く、速く瞬く・青が点灯1秒ごと

残量 約10%以下

充電中です。

白が暗く、ゆっくり瞬く・青が点灯3.1秒ごと

残量 約50%〜10%

充電中です。

白が暗く点灯・青が点灯

残量 約50%以上

充電中です。

白が暗く点灯・青がゆっくり明滅1.9秒ごと

仕上げの充電中

残量が約90%を超えてセルバランスを整えるフェーズに入っています。お急ぎの時はここで持ち出しても構いません。

白が暗く点灯・青が消灯

充電完了

満充電のあとは、約45分使うか、白ランプが瞬き始めるまで充電を再開できません。電池のコンディションのためです。

お知らせ再生はそのまま続けられます

赤がゆっくり明滅・青がうっすら点灯1.9秒ごと

充電の温度待ち

電池の温度が高すぎる(約45℃)か、低すぎる(約5℃未満)ため、充電を止めています。熱を持つDAPを束ねている場合はシリコンバンドを外してDAPとSOUND TIGERを離してください。温度が戻ると充電が再開されます。

再生が止まる表示

青と赤が同時に点滅2秒ごと

電池を確認してください

電池が入っていないか、正しく接触していません。電池を入れ直してください。

直らないときは、電池を交換してください。

赤が速く点滅0.7秒ごと

内部回路の温度が高すぎます

電源を切り、涼しい場所で冷ましてから電源を入れ直してください。

白→赤→青の順に点灯0.45秒ごと

電源電圧の異常または出力にDCオフセットを検出しました

スイッチを入れ直しても再発する場合は故障の可能性があります。うつせみワークスへご連絡ください。

充電中に出た場合は、USBケーブルを抜き差ししてください。

画面上の明るさは目安です。電源OFFで充電中の暗い白は、見やすさのため実機より明るく表示しています。

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